【プロが厳選】おすすめのサ高住メーカー6社|失敗しない選び方とは

2022.11.30

事業主向けコラム

「サ高住の建築ってどこに任せても同じなの?専門会社ってあるのかな?」
「サ高住を建てるのが得意なハウスメーカーを知りたい」

あなたは今、このように悩んでいませんか?

確かに、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅、以下『サ高住』で表記)の建築にあたっては、法律で定められた面積の確保やバリアフリー対応(加齢対応構造)、備えるべき設備や高齢の方に安心して住んでいただくための生活相談サービスなど細かい規定が色々あり、一般的な物件と比べてややこしく感じますよね。

結論から申し上げると、数あるハウスメーカーのなかでも、特に当社(サ高住シェルパ™)が自信をもってご紹介できる、サ高住の建築を得意とする会社は以下の通り6あります。

もちろん、記載の企業様以外にも優れたサ高住メーカーは多数ございますが、全国エリア又は広範囲で同品質の建築及びアフターメンテナンスが期待できること、さらにこれまでの建築実績棟数を重視して、6社に絞ってご紹介させて頂きます(※各社から広告料・掲載料は1円も頂いておらず、本記事はいわゆる記事広告ではございません)。

・旭化成ホームズ株式会社
・積水ハウス株式会社
・大和リース株式会社
・パナソニック ホームズ株式会社
・ミサワホーム株式会社
・三井ホーム株式会社

各社がどのような点に長けているのか、今回の記事でご紹介していくことにしましょう。

さらに、安心できるメーカーを選ぶためのポイントや注意点についてもお伝えしていきますので、ぜひ各社の特徴と合わせて参考にしてみてくださいね。

今回の記事でわかること
・サ高住の建設におすすめしたいハウスメーカー
・失敗しないハウスメーカーの選び方
・大手メーカーと中小メーカーの違い
・サ高住専門のハウスメーカーを選ぶ際の注意点

この記事を読めば、サ高住の建設を安心して任せられるハウスメーカーを比較検討することができるため、ご自分に合った会社を選ぶことができます。さらに上手なハウスメーカーの選び方についても、わかりやすくお伝えしますので、ぜひ検討の際は取り入れてみて下さい!

1.おすすめのサ高住メーカー6選 

サ高住の建設を安心して依頼できるハウスメーカーは、以下の6社がおすすめです。

・旭化成ホームズ株式会社
・積水ハウス株式会社
・大和リース株式会社
・パナソニック ホームズ株式会社
・ミサワホーム株式会社
・三井ホーム株式会社

どのメーカーも豊富な建築実績を持ち、独自のサービスを展開して高齢者住宅の新築・普及に努めています。ただメーカーごとにこだわりのポイントや強みは異なります。

1社ずつ詳しくご紹介していきましょう。

1-1.旭化成ホームズ株式会社

こんなサ高住オーナー様におすすめ!
・豊富な事例を参考にしながら、これから建てるサ高住のイメージを決めたい方
・入居者たちが長く住み続けてくれるかどうか不安に感じている方

「へーベルハウス」で知られる旭化成ホームズ株式会社では、シニア世代に向けたサ高住の運営サービスへーベルVillageを展開しています。

依頼主の土地活用の相談に応じて、実際のサ高住の建設、その後の運営まで末永く運営していくための相談に応じてくれます。また、建築予定地の賃貸市場や入居者ニーズの市場調査も行っていただけます。

1-1-1.120棟以上1500戸の実績

15年間続く運用実績があり、その間120棟以上1500戸以上のサ高住を手掛けていらっしゃいます(※本記事執筆現在)。

数多くの事例を積み重ねてきたため、オーナー様の多様なお悩みやリクエストにも幅広く対応できます。

1-1-2.「安心・安全・健康長寿応援メソッド」を実施

以下3つの要素を掛け合わせることで、入居者に満足して過ごしていただけるよう工夫されていらっしゃいます。

・活動や交流を促す設計
・健康面について相談できる相談員の設置
・交流を促すしかけ

こうした工夫により、サ高住を建てた後も入居者が離れず、しっかり定着していける取り組みを実践していますのでおすすめです。但し、本記事でご紹介する他社とは異なり、対応エリアが関東圏に限られているようですので、その点は注意が必要です。

ここがポイント!
◎15年間で120棟以上1500戸以上のサ高住実績あり!豊かな経験でオーナーの多様な悩みに対応
◎「安心・安全・健康長寿応援メソッド」の実施で、入居後も高齢者が住みやすい環境作りを提唱している

 

社名 旭化成ホームズ株式会社
対応エリア 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一部
所在地 〒101-8101 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
連絡先 0120-953-131 (平日9〜18時まで。定休日は水曜・日曜・祝日)
URL 公式サイトはこちら

1-2.積水ハウス株式会社

こんなサ高住オーナー様におすすめ!
・専門知識を携えたスタッフにサ高住建築について色々なアドバイスをもらいたい方
・建てたいサ高住の理想像がしっかりと定まっており、なんとか予算内で実現したいと悩んでいる方

国内外で多くの建築物を手掛ける積水ハウス株式会社は、サ高住についても豊富な実績を積んでいます。

「生涯住宅思想」の考えのもと、1970年代から高齢者・障害を持つ方などが快適に過ごせる住宅づくりを目指し、同社ならではの様々な工夫を凝らしてきました。

特に「ユニバーサルデザイン」の研究にいそしんでおり、日常生活の中でいかにストレスなく生活できるかを常に追求し続けています。

1-2-1.医療や介護、福祉施設に対応できる専門的な人材を育成

積水ハウスでは、医療や介護、福祉施設について専門知識を持つスタッフの育成に励んでいます。

ユニバーサルデザインの知識を深めるための社内認定制度を設けるなど、日々の社員教育に力を入れており、そこで学んだ知識が現場で活かされるよう取り組んでいます。

1-2-2.設計自由度が高くコストダウンがはかれる

サ高住のラインナップを複数抱えており、そのうちの1つ「CELEBLIO(セレブリオ)」シリーズでは、製造ラインをほぼ自動化し、内装と設備を見直したことで、大幅なコストダウンを実現

にもかかわらず、自由度の高い設計が叶えられるなど、オーナーにとっては魅力的な住宅商品を備えています。

ここがポイント!
◎医療・介護・福祉の専門スタッフを社内で育成している
◎自由度の高い設計とコストダウンを図れるプランが期待できる

 

社名 積水ハウス株式会社
所在地 〒531-0076 大阪市北区大淀中一丁目1番88号
梅田スカイビル タワーイースト
連絡先 0120-070-542(24時間365日対応)
URL 公式サイトはこちら

1-3.大和リース株式会社

システム建築(建築部材の寸法や形状、接合方法などを標準化し、設計や施工方法のシステム化を実現した建築方法)やプレハブ工法を得意とするハウスメーカーです。

この建築方法を導入することにより、短い工期ながらも高品質・リーズナブルな建物を建てることが可能です。サ高住建築にも導入しており、高いコストパフォーマンスが期待できます。

こんなサ高住オーナー様におすすめ!
・限られた予算内でしっかりと安心できるサ高住を建てたい方
・信頼のおける運営事業者(介護事業者など)を探せるか不安に思っている方

1-3-1.高いコストパフォーマンスを実現

建築資材の標準化を徹底することで、高いコストパフォーマンスを実現してくれます。

提案、設計、施工までの流れをスピーディに行い、迅速に建築作業を進めてくれるだけでなく、質の高いサ高住を提供します。

1-3-2.ご提案からパートナー選び、建築までをワンストップで一任できる

土地活用の提案や最適なパートナーの紹介(介護事業者や医療法人など)から始まり、設計や建築に至るまでワンストップでお任せすることができます。

担当窓口が1つにまとまっているため、オーナーも右往左往することなく、少ない負担でサ高住建設に関われるのが特徴です。また物件のお引き渡し後も、定期点検を実施してくれるため、安心して建物を利用できるのが強みだと言えるでしょう。

ここがポイント!
◎システム建築により初期投資を抑えながらもしっかりした建物を作ってもらえる
◎土地の活用提案から実際の建設までメーカーにすべてお任せできる

 

社名 大和リース株式会社
所在地 〒540-0011
大阪府大阪市中央区農人橋2丁目1番36号
連絡先 06-6942-8011(代)
URL 公式サイトはこちら

1-4.パナソニック ホームズ株式会社

こんなサ高住オーナー様におすすめ!
・信頼できる運営事業者(介護事業者)を探すのに苦労している方
・サ高住を建てようと思っている立地が、どれだけニーズのある場所なのか客観的に知りたい方

パナソニック ホームズ株式会社は、これまで2000棟を超える高齢者住宅を建設してきたサ高住建設を得意とするハウスメーカーです。

サ高住に限らず、住宅型老人有料ホームやデイサービス棟、グループホーム、診療所など様々なタイプの住宅を手掛けており、高齢者住宅のノウハウをしっかり備えています。

多様な実績を積んできたメーカーだけに、オーナー様の土地活用についての疑問やお悩みにしっかり寄り添い、適切な建設プランを提案してくれるでしょう。

1-4-1.オーナーと事業者をつなげる「ケアリンクシステム」

オーナーと運営事業者を結びつける「ケアリンクシステム」が導入されています。

パナソニック ホームズで建物の建築を依頼すると、同社が最長30年間物件を借り上げし、貸主として運営事業者に転貸する仕組みです。

オーナー側としては自分が貸主にならないため、煩わしい不動産の実務をこなさなくて済みます。また、オーナーがサ高住の運営ノウハウを持っていなくても、専門の運営事業者をパナソニック ホームズが探して契約してくれるため、建築後の経営も安心してお任せすることができます。

1-4-2.しっかりした市場調査で安心スタート

サ高住を建築する前の市場調査を詳細に行ってくれます。

建築予定の立地や高齢者住宅の市場について、豊富な経験に基づく専門家の目から調査を行い、ニーズに合わせた展開ができるよう最適なプランを提案してくれます。なお、建築メーカーの市場調査とは別に、客観的な市場調査をご希望の場合は、サ高住シェルパ™が提供する市場調査サービス(有料)のご活用をご検討ください。

ここがポイント!
◎「ケアリンクシステム」の導入で建物オーナーと信頼できる運営事業者を結び付けてくれる
◎建築前の市場調査をしっかり実施してくれる

 

社名 パナソニック ホームズ株式会社
所在地 〒560-8543

大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号

連絡先 06-6834-5111
URL 公式サイトはこちら

1-5.ミサワホーム株式会社

こんなサ高住オーナー様におすすめ!
・土地活用の提案からサ高住の建設、開設準備までワンストップでメーカーに依頼したい方
・サ高住開設にあたり職員やスタッフの募集・教育に不安がある方

ミサワホーム株式会社は、介護付き有料老人ホームから高齢者向けの賃貸住宅まで、様々な高齢者住宅を建設しています。

サ高住においては、高齢の方でもストレスなく快適に過ごせる家作りに励んでいます。高齢の方がこれまで育んできた日常生活を続けながらも、負担になる家事や食事作りなどのサポートをしっかり整えることで、生き生きと余生を過ごせるお手伝いをしています。

1-5-1.介護施設運営25年の経験を生かしワンストップでサポート

ミサワホームでは、介護施設を25年間運営しており、そこで培った経験をオーナーに提示してくれます。土地活用の提案から事業収支計画、運営までのアドバイス、さらに福祉用具や家具・設備のレンタル、販売まで、サ高住開設にあたり必要になるあらゆる業務を支援してくれます。

1つの窓口を通して、サ高住の準備を進めることができるため、多忙なオーナーでも無理なく取り組むことができます。

1–5-2.施設職員の募集や教育も実施

サ高住の運営にあたっては、施設職員を集め、スタッフ教育も施す必要があります。

こうした職員の紹介および教育業務についても、ミサワホームの窓口を通じて実施できます。

人材派遣を専門的に手掛けるグループ会社としっかり協力しながら進めますので、オーナーもスタッフ集めや教育事業に追われることなく、安心して一任することができます。

ここがポイント!
◎介護施設25年運営の実績があり、ノウハウを生かしたワンストップの提案ができる
◎サ高住建築後に必要な職員集め・スタッフ教育なども依頼できる

 

社名 ミサワホーム株式会社
所在地 (本社)〒163-0833 東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル
連絡先  –
URL 公式サイトはこちら

1-6.三井ホーム株式会社

こんなサ高住オーナー様におすすめ!
・木材のぬくもりや風合いをサ高住に取り入れたい方
・サ高住の市場分析・入居者募集・管理などの業務までメーカーに一任したい方

福祉・介護・医療施設をはじめ、あらゆる種類の住宅を建築しているハウスメーカーです。

全国エリアに営業所を構え、モデルハウスやショールームなども充実しているため、土地活用としてサ高住の相談をしたい場合も、各エリアの営業所へコンタクトを取りやすいです。

「木造の校舎で育った高齢者世代に、居心地のいい木造の住処を。」と謳っているように、木材の良さを生かした家づくりでも定評があります。

1-6-1.木のぬくもりが感じられる家づくり

三井ホームでは、木材の持つぬくもりや風合いを生かし、高齢者世代がゆったりくつろげる空間づくりを行っています。

またオーナーにとって木材建築は、鉄筋コンクリートに比べると材料費を抑えられ、工期も短縮できるため魅力的な商品です。少しでも初期費用を抑えたいと考えるなかで、選択肢の1つとして検討するのもいいかもしれません。

1-6-2.グループ会社との協力体制で安心

グループ会社である「三井ホームエステート」と協力体制を敷くことで、安心運営を目指すことができます。「三井ホームエステート」の主な業務内容は、以下3つです。

・賃貸住宅の分析
・賃貸住宅の募集
・賃貸住宅の管理

両者それぞれの得意分野を生かしながら、建築作業を進めることができます。

事前の市場分析から始まり、実際の建築、その後の管理までトータルでお任せすることが可能です。

ここがポイント!
◎木のぬくもりが感じられる魅力的なサ高住建築を提案してくれる
◎グループ会社との協力でサ高住建築の募集や管理、分析などを実施し安心して家づくりに臨める

 

社名 三井ホーム株式会社
対応エリア 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一部
所在地 〒163-0453 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 新宿三井ビル53階
連絡先 03-3346-4411(代表)
URL 公式サイトはこちら

ここで取り上げた6社は、どの会社もサ高住作りのノウハウと実績を持った会社ばかりです。

気になる会社がありましたら、ぜひ一度問い合わせされることをおすすめします。

2.失敗しないサ高住メーカーの選び方

サ高住の建設は通常の物件と異なり、必ず設置しなければならない設備や確保しなければならない広さなど仕様が細かく決まっているため、信頼のおけるハウスメーカーに依頼したいものですよね。

優良なハウスメーカーを選ぶためには、必ず注目しておくべきポイントが4つあります。

・オーナーの要望をきちんとヒアリングしてくれるか
・補助金など公的サービスの知識が豊富か
・豊富な建設実績があるか
・事業者とスムーズに繋いでくれるか

上記のうち、どのポイントも備えているメーカーであれば安心して仕事を依頼できる会社だと言えるでしょう。具体的に解説していきます。

2-1.オーナーの要望をきちんとヒアリングしてくれるか

依頼者(オーナー)の要望を丁寧にヒアリングしてくれるかどうかを確認しましょう。

依頼者によっては、社会や地域に貢献したいという思いを強く持っている方も多くおり、利用者が少しでも快適に過ごせるように、外観や内観(内装設備等含む)にこだわりを持つ方が多くいらっしゃいます。

さらに、依頼者が事業として利益を出せるよう、無理のない事業計画や資金計画を提案できる力も重要です。

限られた予算内でできる限りの要望を吸い上げ、長期的な利益につなげられるようきちんとヒアリングを行い、依頼者のご要望や事業性に寄り添いながら適切な建築プランを立ててくれるメーカーがおすすめです。

2-2.補助金など公的サービスの知識が豊富か

補助金や融資制度など、公的な補助制度の知識が豊富かどうかも重要です。

サ高住の建築には、2億前後の建築資金がかかるため、オーナーの負担を少しでも減らすためにぜひ公的な補助制度を活用したいところです。

幸いにも、サ高住は国が推進する「国策事業」となっているため、参入しやすいよう以下のような様々な制度が設けられています。

・公的補助金(サービス付き高齢者向け住宅整備事業)
・融資制度
・減税措置

しかし、こうした制度を利用するにはあらかじめ決められた条件をクリアした建物でないと恩恵を受けることができません。

このような制度を深く理解し、豊富な知識や事例を蓄えているハウスメーカーであれば、その時々の状況に合わせて、最適な提案をしてくれます。

そのため、サ高住の建築についてはメーカーの担当者に色々相談した上で、公的支援などの知識を多く持つメーカーを選ぶようにするといいかもしれません。

なお、メーカー各社に相談しづらい場合などは、これらの相談や手続き代行を全国規模で行っている当社(サ高住シェルパ™/運営:行政書士法人エベレスト・株式会社エベレストコンサルティング)へお気軽にご相談ください。

2-3.豊富な建設実績があるか

豊富な建設実績を持っていることも安心できる材料です。

特にサ高住のような特殊な物件は、建物の面積や設置基準などクリアすべき条件がいくつもあるため、サ高住建築に慣れているメーカーであるほど、安心して一任できます。

そのため、過去にどれぐらいのサ高住を手掛けてきたのか、ぜひこの点も重視してみましょう。

メーカーによっては、これまで建ててきたサ高住物件を、ホームページなどで紹介しているところもありますので、ぜひ参考にしてみて信頼のおけるメーカーを探してみて下さいね。

2-4.事業者とスムーズに繋いでくれるか

建築予定者が自らサ高住運営事業者とならない場合においては、オーナーに代わりサ高住を運営してくれる運営事業者と、スムーズに繋いでくれるかどうかもチェックポイントです。

なぜならサ高住の運営は、高齢者福祉事業会社や医療事業会社などの運営会社に委託し、運営を進めていくことが少なくないからです。運営会社としても、自ら多額の建築費用等を負担せずに、サ高住事業を開始できるという利点がありますので、建物所有者と運営事業者が異なることも珍しくありません。

例えば、オーナー自身がこのような事業者を探そうとしても、優良な事業者に出会えるとは限りません。その点、ハウスメーカーが運営事業者との繋がりを取り持ってくれれば、オーナー自身も手間をかけることなく、安心して紹介された運営事業者にお任せすることができますね。

このように、家を建築するだけでなく、建築した後の運営までしっかりサポートしてくれるハウスメーカーを選ぶことができれば、その後の運営も心配なく進めることができるでしょう。

なお、当社でも宅地建物取引業免許を有しており、賃借人(借り手)のご紹介(取引の媒介・仲介)が可能な場合がありますので、お気軽にご相談ください。情報は多いに越したことはないでしょう。

3.サ高住の建設では大手と地場のハウスメーカーではどのように違うのか?

サ高住の建設にあたってハウスメーカーを選ぶ際、大手メーカーがいいのか地場のメーカーがいいのかは、とても悩ましいところですよね。

両者それぞれに長所・短所があり、物件を建てる場所やオーナーの好みもあるため、どちらがいいとは一概に言えません。ただそれだと、決め手に欠けてしまい、困る方もいらっしゃることでしょう。

そこでこの章では、サ高住建築にポイントをあてた時に、大手と地場では一般的にどのようなメリット・デメリットがあるのかをご紹介していきます。

ぜひメーカー選びの際の判断材料にしてみて下さいね。

【各ハウスメーカーのメリット・デメリット】

大手ハウスメーカー 中小ハウスメーカー
メリット ・市場調査から建築、運営後の保守・管理までをワンストップで引き受けてくれる
・全国エリアで多くの建築実績がある
・地元に精通しているためニーズに合った顧客を見つけてくれる可能性が高い(地域に根差した独自のネットワークを保有しているなど)
・地元密着型で親身になって対応してくれる
デメリット ・地元密着型の中小ハウスメーカーに比べて地元情報に精通していない可能性がある(営業所がなかったり、比較的新しい営業所の場合) ・宣伝広告を大きく仕掛ける資金力がない

・建設以外の対応がワンストップでは難しい

3-1.大手ハウスメーカーの場合

大手ハウスメーカーは全国エリアに営業所を持ち、スタッフの数も多いことが特徴です。

よく広告も目にすることがあり、上場会社であれば決算書も公開されていますので、潤沢な資金力を持っていることがわかりますね。

サ高住建築においては、一体どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

上図に沿った形で詳しく解説していきます。

3-1-1.メリット

❶市場調査から建築、運営までをワンストップで引き受けてくれる

大手ハウスメーカーで最も大きなメリットは、市場調査や分析を事前に行い、建築後も収益が出るような運営体制をしっかり整えてくれることです。

具体的には、良質な運営事業者との引き合わせを行ったり、運営上のアドバイスなどに応じてくれ、作りっぱなしではないワンストップのサービスが、オーナーにとって心強くもあります。

通常なら、あちこちの業者窓口に問い合わせて進めるべき件も、1つの窓口ですべて済むため、オーナーの負担が軽減されます。

ワンストップ体制はまさに大手ならではのメリットだと言えるでしょう。

❷全国エリアで多くの建築実績がある

大手ハウスメーカーは、全国エリアに営業所を抱えているところが多く、様々な地理やエリア条件のもとで、条件にふさわしい建築を提案し実施してきた豊富な実績があります。

そのため提案力や建設事例のパターンが幅広く、オーナーにとっても情報量が多い分選択肢が増えて、よりよい住宅作りに励むことができます。

3-1-2.デメリット

❶地元密着型の中小ハウスメーカーに比べて地元情報に精通していない可能性がある

大手ハウスメーカーは、広いエリアにおいては営業力・提案力の強さを発揮できますが、地元に精通した中小ハウスメーカーに比べて、オーナーの事情に寄り添った提案ができるかという点で不安が残ります。

また、よりよい収益を効率よく上げようとするため、一人一人に深く密着した細かい対応が難しい側面もあります。

この点を見ると、地元エリアでも難しい土地条件を抱えているケースについては、より土地事情に詳しい中小ハウスメーカーの方が、良い仕事をしてくれるかもしれません。

3-2.地場のハウスメーカーの場合

中小ハウスメーカーは、大手に比べて資金力や顧客数の多さにかなわない所があります。

その代わり、地元に根差して長く営んできた経験を生かし、エリアに精通したきめ細やかなフォローができるのが魅力です。

メリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。

3-2-1.メリット

❶地元に精通しているためニーズに合った顧客を見つけてくれる

地元エリアを良く知っているため、ニーズに合った顧客を見つけやすいです。

特にサ高住物件は、利便性の高い駅前などに構えるというよりは、オーナーの持っている土地によってはアクセスがあまりよくない場所も多く、どうしてもそこに建てたいと希望される方もいます。

その際、エリア内をよく理解している中小ハウスメーカーであれば、地元のあらゆるニーズを把握しているため、適切な顧客を見つけることができるでしょう。

❷地元密着型で親身になって対応してくれる

スタッフ数が少ない中小ハウスメーカーですが、その分顧客一人一人に対し、親身になって相談に乗ってくれるところが多くあります。

地元エリア内でのサ高住建設に対して、どうすればよりよい物件に仕上がるのかを真剣に考えて、実現に向けて細やかなアドバイスをくれるでしょう。

3-2-2.デメリット

❶宣伝広告を大きくする資金力がない

残念ながら、中小ハウスメーカーは資金力が弱いため、新しく出来たサ高住に対して大々的にプロモーションすることができません。

その点大手ハウスメーカーは、宣伝費用をかけることができるため、物件の認知度を上げるのに力を発揮します。

❷建設プラン以上の対応がワンストップでは難しい

サ高住を建設する前の市場分析や建設後の運営サポートなど、ワンストップで対応できない場合があります。この点はオーナーにとって、不便かもしれません。

その分オーナー自らが問い合わせなければならなかったり、コンタクトを取るべき窓口が増えるなど手間がかかってしまいます。

このように、大手ハウスメーカーと中小ハウスメーカーとでは、それぞれにメリット・デメリットがあります。

この点をよく理解した上で、ハウスメーカー選びをしてみましょう。

4.サ高住のハウスメーカーを選ぶ際の注意点

サ高住のハウスメーカーを選ぶ際は、前章でお伝えしたようなメリット・デメリットを知ることも大切ですが、その他にも全体的に知っておくべきポイントがあります。

それは、ハウスメーカーを選ぶ際は事前に一度、複数社から見積もりを取ることが重要だということです。

なぜなら、ハウスメーカーと施設の運営事業者(介護事業者)は連携していることが多いため、他の運営事業者の条件を知りたい場合は、そことセットで動いている別のハウスメーカーからの提案を受ける必要があるのです。

そもそもサ高住の建築作業を進める際は、ハウスメーカーから「建築費の見積もり」「設計図面(※詳細な図面は有料となることがありますので、あくまで簡易なものを想定ください)」「収支シミュレーション」などの資料を出してもらい、検討を始めます。

そのなかでよりよい条件やプランを知りたいと思った場合、複数社からの見積もりがあらかじめ手元にあれば、建築費用の相場がわかり、いくつかのプランを比較検討することができるため、失敗が少なくて済みますよね。

せっかく高額な資金を投入してサ高住を建築するわけですから、納得のいく業者に任せて、少しでも条件のいいプランで進めたいものです。

そのためにも、サ高住を建てようと決めたのならば、まずはいくつかのハウスメーカーに声をかけてそれぞれのプランと見積もりを入手してみることをおすすめします。

なお、メーカー側としては、当然ながら相談される皆様に建築(発注)してもらいたいため、意図せずともポジティブなシミュレーションになりがちです。もしメーカーに依頼した収支シミュレーション等に偏りがないか心配な場合は、当社の客観的な調査サービス等のご利用を検討ください(有料)。

5.信頼できるメーカー選びにお困りなら「サ高住シェルパ™」へご相談下さい

サ高住シェルパ

サ高住の検討を始める際は、複数のハウスメーカーから見積もりを取るようご紹介してきましたが、土地オーナーの方によっては時間がなかなか取れず、検討作業も始められない方も多いことでしょう。

また、無事サ高住の建築プランが決まったとしても、その後の補助金や融資などの申請作業に強い不安を覚えている方もいらっしゃいます。

そんな時は、サ高住の手続き作業の専門家にお任せしてみませんか?

サ高住シェルパを運営する「行政書士法人エベレスト」は、行政書士実務歴10年以上(本記事執筆現在)の行政書士が客観的な立場でご相談対応や各種調査、申請手続きの代行を承ります。

年間を通じて、数々のサ高住相談をこなしているプロであれば、以下の点で大いに役立ってくれます。

・安心できる大手ハウスメーカーを紹介
・サ高住建築にかかわる作業をワンストップで実施

詳しく解説していきましょう。

5-1.安心できる大手ハウスメーカーから相見積をとる

サ高住の建築を安心してお任せできる国内の大手ハウスメーカーと複数社提携しているため、相見積りを取ることが可能です。

お声掛け可能な大手ハウスメーカーは、多くの実績を積んでいるところばかりですので、相見積をご確認いただくことで費用相場が正確にわかり、ご予算や条件に合わせたもっともふさわしいプランを選んでいただくことができます。

またいくつものプランに目を通すことで、オーナー側の知識も増やすことができ、その後の業者とのやりとりの上でも適正価格を知った上での交渉ができます。

5-2.サ高住建築にかかわる作業をワンストップで実施

サ高住を建設する際に発生する様々な手続きを、すべてワンストップでお任せいただけます(行政書士はもちろんのこと、エベレストグループに所属する税理士、公認会計士、社会保険労務士、司法書士、宅地建物取引士にも、それぞれの専門分野の範囲において、直接相談することが可能です。)。

サ高住の建築にあたっては、土地の取得から融資・補助金申請などの手続き、業者との契約内容の締結などやるべきことが山ほどあり、慣れていない方にとっては大きなストレスとなります。

しかし専門家(多数の国家資格者を有するサ高住シェルパ™)であれば、以下のようなサポート業務でしっかり対応していくことができます。

・土地の購入や建設予定地の市場調査
・相続税対策シミュレーション
・住宅支援機構(公的融資)への申請支援
・サ高住運営後の入居者集客支援や介護系外国人人材の採用支援
・サービス付き高齢者向け住宅の都道府県に対する登録申請から補助金申請など

特に「サ高住シェルパ™」は、その運営母体が「行政書士法人エベレスト」「税理士法人エベレスト」「司法書士法人エベレスト」「社会保険労務士法人エベレスト」「株式会社エベレストコンサルティング」で構成される「エベレストグループ」となっています。

そのため、書類申請の手続き関連や税金関連、土地に関する煩雑な契約などあらゆる面において、多角的にスムーズに対応していくことが可能です。

これからサ高住を検討される方にぜひおすすめします。

まとめ

今回は、サ高住を建築する際におすすめしたい5つのハウスメーカーと、その選び方についてご紹介しました。今回ご紹介したハウスメーカーは、以下の通りです。

・旭化成ホームズ株式会社
・積水ハウス株式会社
・大和リース株式会社
・パナソニック ホームズ株式会社
・ミサワホーム株式会社
・三井ホーム株式会社

どの会社も大手会社となっていますが、大手であっても中小であっても、ハウスメーカーを選ぶ際は下記のポイントに注意することが重要です。

・オーナーの要望をきちんとヒアリングしてくれるか
・補助金など公的サービスの知識が豊富か
・豊富な建設実績があるか
・事業者とスムーズに繋いでくれるか

また、大手ハウスメーカーと地場のハウスメーカーでは、以下のような特徴があることもお伝えしました。

大手ハウスメーカー 中小ハウスメーカー
メリット ・市場調査から建築、運営後の保守・管理までをワンストップで引き受けてくれる
・全国エリアで多くの建築実績がある
・地元に精通しているためニーズに合った顧客を見つけてくれる可能性が高い(地域に根差した独自のネットワークを保有しているなど)
・大手ハウスメーカーと比べて、人件費や広告宣伝費等が少ない分、建築コストが安いことが多い
デメリット ・地元密着型の中小ハウスメーカーに比べて地元情報に精通していない可能性がある(営業所がなかったり、比較的新しい営業所の場合) ・大手ハウスメーカーと比較すると、財務基盤が不透明だったり、脆弱だったりするため、数十年先まで見据えた保守に不安がつきまとう
・サ高住の建築事例に乏しい場合もまだまだ多く、また建築後において入居者の吸引力が大手メーカーと比べるとどうしても劣ってしまう

それぞれの特徴をよく考えて、安心してお任せできるメーカーを見つけてみて下さいね。

本記事があなたのサ高住のメーカー探しに、少しでもお役に立てることを願っています。

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